21:名無しNIPPER[saga]
2017/10/26(木) 07:47:11.31 ID:jtprKQxnO
梓「私こそやっぱり、お邪魔だったんじゃないかなって」
みほ「ううん、何度もいうけど、そんな事ないよ」
梓「はい……」
みほ「……」
梓「……」
梓「あの……先輩」
みほ「何……?」
梓「私、自分が恥ずかしいです」
みほ「どうして?」
梓「私、……おしりのことしか、考えてませんでした」
みほ「お尻……」
梓「先輩は、将来の事とかちゃんと考えて、お家の事とかでもいっぱい悩んでます。それに比べたら私、本当にバカです」
みほ「……。」
梓「先生になりたいっていう先輩の話、すごく立派だと思います」
みほ「そう、かな」
梓「でも、だからこそ私────やっぱり先輩のお姉ちゃんになりたいです!」
みほ「梓ちゃん」
梓「先輩がすごく立派な人だからこそ、私も負けないくらいにもっともっと頑張って、先輩に甘えてもらえるくらいになりたいんです!」
みほ「……。梓ちゃんは、どうして、そんな風に思ってくれるの……?」
梓「それは、……、言ったら、先輩に怒られそうです」
みほ「……怒らないよ、約束する」
梓「じゃあ……」
梓「……私、先輩の事は尊敬してます。でも、それ以上に──先輩の事……可愛くて……」
みほ「……」
梓「私、家ではお姉ちゃんなんです。だから、かなぁ。なんとなく感じるんです。先輩は本当は甘えんぼで、いまでもお姉さんに甘えていたいんじゃないかなって」
みほ「……」
梓「お姉さんとの思い出話をしてるとき先輩は本当に幸せそうです。そんなふうに甘えんぼなくせに頑張ってる先輩が……私、可愛く思てしかたがなくて……」
みほ「………………」
梓「生意気言って、ごめんなさい……」
みほ「……。私……先生になるのは無理なのかな」
梓「え?」
みほ「後輩の梓ちゃんに、そんな風に思われてるんだもん」
梓「いや、私が勝手にこう感じているだけで……」
みほ「……」
梓「あの、せ、先輩」
みほ「……」
梓(調子に乗りすぎた、のかな……)
みほ「私、これでも精一杯頑張ってるんだけどなぁ」
梓「……」
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