15:名無しNIPPER[saga]
2017/10/26(木) 07:44:06.42 ID:jtprKQxnO
みほ「……」
みほ「そっかぁ」
梓(へ)
みほ「梓ちゃんは偉いね。ちゃんと自分の言いたい事を、相手の目を見てまっすぐに言える、立派だよ」
梓「……いえ、あの……」
梓(い、いくら先輩でも、普通に驚く場面では……)
みほ「──うん、お姉ちゃんみたいな立派な先輩に、梓ちゃんもきっとなれるよ」
梓(──あ!? 先輩勘違いしてる!)
梓「いえ、あの! そういう意味では……」
みほ「ふぇ?」
梓「……っ……!!」
梓(ええい! 当たってくだけろっ)
梓「わ、私……先輩にわたしのお尻を見てほしいんです」
みほ「え……?」
梓「先輩のお姉ちゃんになりたいんです」
みほ「……」
梓「ふざけてるように聞こえるかもしれないけど、私、真剣ですっ」
みほ「……梓ちゃん……」
みほ「……」
みほ「うん、やっぱり梓ちゃんは偉い。立派になったよ」
梓「え……」
みほ「なんだかまるでエリカさんみたい」
梓「……あんまり嬉しくないです」
梓「……」
みほ「……」
みほ「ね、梓ちゃん」
梓「はい……」
みほ「──今日、私の家にお泊りにくる?」
梓「え……え!?」
みほ「私、受験勉強しなきゃだから、あんまり遊んでばっかりはいられないんだけど」
梓「あ……じゃあ、私もテストがありますから、今日も勉強道具も持っていこうかとっ」
みほ「うん、そうだね」
梓(……っ、お、お尻……みられちゃうのかな……)
みほ「あ──お尻は駄目だよ。そんなエッチなこと、軽々しくしちゃだめ」
梓「え……」
みほ「……ふふ……私のお姉ちゃんになってあげるって──沙織さんも、私に言ってくれたことがあったなぁ」
梓「……あ……」
梓(……そっか……私だけじゃないんだ……)
みほ「でも、梓ちゃんはやっぱり、妹って感じかなぁ」
梓(……)
みほ「じゃあ、一緒にお勉強しようね」
梓「……は、はい……」
──────。
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