梓「西住先輩のお姉ちゃんになりたいんです!」 みほ「そっかぁ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/10/25(水) 22:37:49.18 ID:2eEm5jVLO
ペパロニ「じゃ、一組500円だよ」
みほ「はい、お願いします」
ちゃり〜〜〜ん♪
ペパロニ「ではまずお二人には大切なルールをご説明いたしまぁっす!」
梓「ルール……?」
みほ「……」
──────
──────
梓「へぇ、なんだか防音ルームって感じですね」
みほ「うん。今はまだ灯りが付いてるけど、もうじき真っ暗になるよ」
梓「それじゃあ、ペパロニさんにもらったこの耳栓を──」
みほ「あ、ちょっと待って梓ちゃん」
梓「?」
みほ「耳栓は、しなくいいの」
梓「え……でも、このアトラクションを愉しむためにはルールが大事だってペパロニさんが」
みほ「ルールは……変更」
梓「変更?」
みほ「うん。私が新しいルールを梓ちゃんに伝えます」
梓「新しいルール……?」
梓(どうしたんだろう。先輩の声と表情、なんだかとっても真剣……)
梓「……わかりました」
みほ「じゃあ、よく聞いてね」
梓「……」
みほ「スゥ、ハァ……」
みほ「──この部屋は外界とは切り離された特別な空間です」
梓「え……」
みほ「光もなく音もなく、自己と向き合うための鍛錬の場」
梓「……」
みほ「精神を研ぎ澄ませます。雑念を捨て、記憶をも捨て、今この瞬間に己の心を集中させてください。……恥ずかしいだとかそういうのは、無しです」
梓「……」
みほ「……以上です」
梓「……。えっと」
梓「つまり、私はどうしたらいいんでしょう」
みほ「それでは、もうすぐ電気が消えます」
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