ミカサ「終わらない旅」
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2:名無しNIPPER
2017/10/22(日) 13:23:51.79 ID:NO6+sM8r0

――ガチャンッ!

ミカサ 「あっ」


よろけた拍子に手から滑り落ちたカクテルが、絨毯をぶどう酒で染め上げる。


ジャン  「……おい、ミカサ!」


近くにいたジャンが、あわててハンカチを取り出す。しゃがみこんだ私は、ふと
何かの気配を感じて顔を上げた。


ジャン  「ああ、染みになってる。知らねえぞ、お前に請求が来ても」ポンポン


呆れたような声は、右から左。私は膝をついたまま、ぼんやりとそちらを見る。
さっきまであった異質な気配はなくなって、元の壁に戻っていた。


サシャ  「ふむふむ…つけ合わせの野菜は水っぽいですけど、まあまあの味ですね!」ゴックン

コニー  「うっめ!!肉、うんっめえ!!」ガツガツ


豪華な料理に舌づつみを打つ同期たちを尻目に、私は立ち上がる。
授与式のあとから始まったささやかなパーティーは、
まだ終わりそうにない。




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