善子「夢なんて見てないわよ」
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4:名無しNIPPER
2017/10/20(金) 21:05:46.34 ID:3o1UpbjL0
花丸「ルビィちゃん!聞いてほしいずら〜津島さんが、津島さんがあ!」

善子「もう他人になってる!?」

ルビィ「善子ちゃんがどうかしたの?」

花丸「マルのこと信用なんかできないって」

善子「伝言ゲーム二人目からいきなり曲げんな!」

ルビィ「そ、そんなこと言ったの?」

善子「なわけないでしょ!寝てた私をずら丸が起こしてくれたんだけど、いきなり見てた夢の話をしろってしつこいのよ。そもそも見てないんだから話せなくて当然なのに」

ルビィ「で、でもそんな理由で花丸ちゃんがこんなに」

花丸「ひどいよね!ひどいよね!?夢の内容くらい言ってくれてもいいのに!」

善子「と、いうわけなのよ」

ルビィ「・・・。花丸ちゃん、本当にそれが理由で怒ってるの?」

花丸「それはもう!!」

ルビィ「ねえ花丸ちゃん、先に部室行ってて?え、行きたくない?ううん、そんなこと言わないで、千歌さんがのっぽパン余っちゃったから花丸ちゃんにあげようって言ってたよ?ルビィもすぐ行くから、ちょっとだけ先に行ってて。うん。大丈夫。じゃあね!
    ・・・善子ちゃん、大変だったんだね」

善子「頭痛い・・・」

ルビィ「花丸ちゃん、時々変なところで頑固になるよねえ」

善子「あんな形で発動するとは・・・ヨハネの闇のオーラにあてられてしまったのかしら?」

ルビィ「ふふ、そうかもしれないね?ルビィもびっくりしちゃった」

善子「ルビィが仲裁してくれてよかった。助かったわ」

ルビィ「ううん。それに、善子ちゃんの判断は正しかったと思うよ」

善子「どういうこと?」

ルビィ「花丸ちゃんちょっとずつネットが使えるようになってきたでしょ?最近、身の回りの出来事を掲示板サイトによく書き込んでるみたい」

善子「へえ、あのずら丸がねえ」

ルビィ「でも、まだネットのことよくわかってないっていうか、見てたらたまに個人が特定できそうなことも書き込んじゃいそうになってるの」

善子「絶対に生配信とかに手を出したらダメなタイプね」

ルビィ「だからね、花丸ちゃんに夢のこと話したら、『今日友達がこんな夢を見たらしいです!』なんて書いちゃうかも。下手したら本名入りで」

善子「うわ、堕天使もびっくりの悪行」

ルビィ「でもね、ルビィならそんなこと絶対しないから」

善子「へ?」

ルビィ「善子ちゃんの夢・・・ルビィになら教えてくれるよね?」

善子「」

ルビィ「ねえ、どんな夢?おいしいものいっぱい食べる夢?それとも、おにぎりになって花陽さんに食べてもらえる夢?」

善子「アンタの個人的な願望じゃない!しかもマニアックだな!」

ルビィ「ルビィなら口が堅いから」

善子「そういう問題じゃないって言ってるでしょ!」

ルビィ「うゆ・・・ルビィにも話してくれないの?」

善子「誰にだろうが無理なものは無理」

ルビィ「・・・」

善子「・・・」

ルビィ「・・・」

善子「・・・」


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