32: ◆h8EFfUmKWs[saga]
2017/10/18(水) 15:28:10.68 ID:wJAX+0uIO
【Z市 上空】
サイタマ「おお、すげぇな。人って空飛べたのか」
タツマキ「喋ると舌噛むわよ。いっそ噛んで死んでもいいけど」キーーン
サイタマ「ツンデレとかいうキャラか?」
タツマキ「移動したいって言ったのはあんたでしょ。あの場で手短に済ませてもよかったけど」
サイタマ「なんだ、やっぱりツンデレか」
タツマキ「これから起こることを体験すれば、そんな甘い考え微塵もなくなるわ」
サイタマ「あぁ、俺にじゃねーぞ。職員の心配するぐらいだから」
タツマキ「ぺちゃくちゃうっさいわねぇ! 邪魔だったから移動に同意しただけ! こっから落とすわよ!」
サイタマ「あぁ、それは困る。帰るのにアシがないし」
タツマキ「無事に帰れると思ってるの?」
サイタマ「……」
タツマキ「なに? 急に黙り込んで。ここまできたからには許してあげないわよ。こわくなったみたいね」
サイタマ「ああ」ポンッ
タツマキ「……?」
サイタマ「ジェノスに頼めばよかったんだ」
タツマキ「は?」
サイタマ「あいつもS級じゃねーか。やっぱ抜けてんな、俺」
タツマキ「……」ピキピキッ
サイタマ「なぁ、どこまで行くんだ。下はそろそろなにもない荒野だし、いいんじゃねーか、ここで」
タツマキ「……」キキーッ ピタッ
サイタマ「おっ……と。掴んでるマントが千切れない程度に停止を頼む」
タツマキ「……わからないわね。あなた、自殺したいの?」キンッ
サイタマ「いや、そんなつもり――」
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