サイタマ「俺より強い奴に会いに行く」
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28: ◆h8EFfUmKWs[saga]
2017/10/18(水) 13:58:27.53 ID:wJAX+0uIO
【ヒーロー協会 本部 最上階】

シッチ「やれやれ。今回の出席率メンバーもいつもの面子か」

ファング「ふぉっふぉっふぉっ。そう落胆することはあるまいて。心労がかさむだけじゃよ」

シッチ「お前たちには協調性というものが欠けているよ、徹底的にな」

豚神「……」もぐもぐ げぇーぷっ

童帝「僕たち、暇じゃないんです。議題があるならばさっさと進行してくれませんか」

タツマキ「あら、ランドセル背負った子供でもたまには良いこと言うじゃない」

童帝「……自分だって子供みたいな見た目してるくせに」ボソ

タツマキ「聞こえたわよ」ゴゴゴッ

フラッシュ「やめろ、毎回毎回恥ずかしいとは思わんのか。むしろ恥じろ」

タツマキ「あんた達のような雑魚なんてお菓子についてるオマケみたいなものじゃない」

フラッシュ「なに……?」

タツマキ「空気かわったわね。やりあう気?」

シッチ「いい加減にしろっ!!」バンッ

ゾンビマン「おい、議長。俺らの実力は確かだが血の気も多い。わかってるならさっさとはじめろ」

シッチ「……承知した。諸君、まずは自己紹介をしよう」

童帝「知ってますよ。ヒーロー協会所属のシッチさんでしょ、いつも進行役をやってるじゃないですか」カタカタ

シッチ「この度、役職が変更となった。『地球がやばい予言対策チーム』のリーダー役に任命された、シッチだ。これからは迫りくる危機に対策を」

アトミック侍「ちょっとまて。お前がか? デスクワークしか能がないくせに。こりゃ笑える」

シッチ「たしかに! 私には君たちのような素晴らしい戦闘能力はない、しかし、デスクにだって戦場はある」

アトミック侍「“現場組”はいつだって命をかける。くだらねぇ御託を並べんなら実際に怪人と対峙してから言ってみろ」

シッチ「……この場での議論は別の機会にとっておこう。資料を配れ」

黒服「はっ」

シッチ「まず、我々ヒーロー協会は君たちのような実力者に深く感謝している。災害レベル虎以上が発生した場合、迅速に、躊躇(ためら)いもなく来てくれいるお陰で、どれほどの人命が救われているか計り知れない」

黒服「こちらが資料です」スッ

タツマキ「……」ペラ

シッチ「――よし、全員に配られたな。話を進めるとしよう、お手元の資料をご覧いただきたい」

ファング「ヒーロー狩りか」

シッチ「加えて、怪人の発生率がここ最近は例年と比べても群を抜いている。過去にないデータだ」

童帝「6倍、ですか。面白いですね、どこかに巣穴があるのかな」カタカタ ターンッ

タツマキ「(タイピングの仕方がイラつくガキね)」

シッチ「ヒーロー協会としても戦々恐々としている。これこそが、大予言者シババワが残した『地球がやばい』災害の前震か、もしくは既にはじまっているんじゃないかとね」

童帝「このまま連鎖的反応が誘発されてしまえば……ヒーローの数では対処できなくなる、そう考えているのですね?」

シッチ「さすがは天才。1を言えば10を理解するとはこのことか。いやはや、恐れいる」

童帝「無用なお世辞はけっこうです。僕にとって天才は褒め言葉じゃない、当たり前のことですから」

シッチ「――君たちS級ヒーローまでもを総動員して、いや、ヒーロー全員を総動員するやもしれん。それほど深刻な事態というわけだ」


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