10:名無しNIPPER[saga]
2017/10/17(火) 23:34:19.39 ID:UJptFGymO
【サイタマ退店から数分後】
通りすがりの少年A「な、なんだぁー。あの怪人が弱かったんだよ、きっと!」
一般客「そ、そうだそうだ! じゃなきゃあんな弱そうな奴に負けるわけがないもんな!」
通りすがりの少年A「見た目モグラだったし! ビビって損した!」
フブキ「……ほしい。やはりほしい」
マツゲ「フブキ様……?」
フブキ「予定をキャンセルするわ。このままサイタマの自宅に向かうわよ」
リリー「え、でも、今日は」
フブキ「ヒーロー協会の会合と天秤にかけてもあの男は別格よ。存在がインチキだわ」
山猿「それほどですか? あの怪人がたいしたことなかっただけでは」
フブキ「はぁ……これだからあなた達を信用できないのよ」
マツゲ&リリー&山猿「……っ⁉︎」
フブキ「私が念打ではなく“地獄嵐”を使うと判断する強さだったわ。念動金縛りをずっとかけていたからこそわかる」
マツゲ「あっ……! し、しかし!」
フブキ「我々フブキ組が次のステージに上がるためにはサイタマが必要なのよ」
リリー「次のステージ? A級ですか?」
フブキ「それは通過点。姉さんに対抗しうる勢力になるのが最終目標」
山猿「あの、S級の……“戦慄のタツマキ”ですか」ゴクリ
フブキ「いくら強いといっても姉さんには勝てない。サイタマがインチキならあの人はバケモノだもの」
リリー「……」ゴクリ
フブキ「でも、私達が手を組めば芽は必ずでるはず……!」
マツゲ「我々は、足手まといですか」
フブキ「今は、ね。もっと強くなって」
マツゲ「ふ、フブキ様ぁっ!」
リリー「なります! なってみせますっ!」
山猿「筋トレの量を三倍に増やすか……!」
フブキ「期待してる」
マツゲ&リリー&山猿「はいっ!!」
フブキ「とりあえずはサイタマよ。住んでるマンションに向かいましょ」
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