56:名無しNIPPER[saga]
2017/11/28(火) 16:49:41.79 ID:QIMULVpu0
ほむら「つつつぎよ! 次ッ! 杏子の苦手なもの!」
杏子「あたし? あたしは……ってこれ言っちゃっていいのか?」
まどか「ん? ピー音がつかないようなものならなんでも言っちゃっていいよ」
杏子「すごいショックかもしれんぞ」
ほむら「大丈夫だから」
杏子「あたしの苦手な食べもんなんだけど」
まどか「ふんふん」
杏子「あたし、あんこが苦手なんだ」
ほむら「えっ」
まどか「えっ」
杏子「餡子だよ。アンコ。あいつが苦手なんだ」
ほむら「そこまでショッキングでもないような……」
まどか「いや、ギャップがすごいっていうか」
杏子「これを親父に言ったことがあるんだ。そしたら……」
杏子父「杏子、今年の正月は奮発してパパの大好きなおしること大福を買ってきたぞ。今年も神を信じて頑張ろうか」
杏子「おしるこ? 何それー!」
杏子父「食べてみればわかるさ」
モモ「たかそー! ぱぱ、おさいふ、だいじょーぶ?」
杏子父「ちょっと苦しいけど大丈夫さ。これくらい」
杏子「いただきまーす!」
モモ「いららりらー!」
杏子「うっ……お父さんこれ甘すぎねぇか?」
モモ「おいしー! あまあまー!」
杏子父「杏子はこれ気に入らなかったかー? じゃあ大福を食べてみな」
杏子「うん……うっ、この大福も甘すぎ……口の中がきぼでぃばどぅい……」
モモ「だいふくもおいしー!」
杏子父「なん……だと……。杏子この餡子は嫌いか……?」
杏子「うん、この甘いのきらーい」
モモ「おいしーのにー」
杏子父「嘘だろ……。娘が大きくなって一緒に餡子を食べようと思ったから名前も大好きな餡子をとって杏子にしたのに……。妻は桜とかせめて杏にしようと言ったけどそれを無視してまで杏子と餡子トークをするためだけにこの名前にして……さらに有り金全部使い果たしてまでこの餡子買ったのに……」
杏子「えっえっ」
モモ「ももはあんこすきー!」
杏子父「餡子好きじゃない杏子なんてただのあんずだよ!」
杏子「わけがわからないよ!」
杏子「ということがあったのさ」
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