【ミリマス】その仕事場は(プロちゃんにとって)タブー
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6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/17(火) 20:36:50.05 ID:g3TGHoLO0

「ねぇねぇねぇ、なんでこんなの持ってるの?」

「プロデューサーの七つ道具、もしもの為にな。お前らと仕事をしてる時、急に顔を隠す必要があったりするかもしれないだろ?」

「へぇ、プロちゃんってば案外用意が良いんだね。茜ちゃんちょっと見直しました!」

「おう、見直せ見直せ。いつでも人は、失敗から学ぶってな。……昔にちょっとあったんだよ」

そうして少し遠い目になって、なんだか懐かしそうな顔。

……ふーん、そっか。そうかそうなんだ。
やっぱりプロちゃんにだって失敗ごとの一つや二つ。

「プロちゃん若き日の過ちの巻。……担当してたアイドルと、うっかりスキャンダル沙汰にでもなりかけたかにゃ〜?」

知らないことが悔しくて、その場の空気を変える目的で冗談めかして言ったけど……。
「まあな」なんてあっさり笑って流された。その対応にちょっとムカッ。

まるで子供相手の大人みたい。
随分とまぁ茜ちゃんのこと、幼く見ちゃってくれてるじゃん。

「それより茜、お前って今手が空いてるか?」

「……それ、暇ってこと? まっ、今日はオフだし買い物だって終わったけど」

「なら、ちょっと仕事に付き合ってくれ。流石に男一人だけであの店に、入る勇気がでなくてな」

言って、プロちゃんが指さしたのはフードコートからほど近い場所にあった服屋さん。
でもでもそこは、ただの洋服屋さんじゃあもちろんなくて。


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