1: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:24:48.96 ID:aFQ70cXAo
マスターがサーヴァントとトレーニングする会話ばかりのおおむねコメディな短編です
短い地の文と台詞だけのSSです
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:26:22.96 ID:aFQ70cXAo
プロボクサーが放つストレートは、時速40km前後と言われている。
魔術協会のとある執行者は倍にあたる時速80kmの拳速を持つという。
ならば英霊であるサーヴァントの拳はどれだけの威力があるだろうか?
「まっ…………たく見えなくて……! 当たってないのにふっ飛んだんですけど……!」
3: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:27:09.18 ID:aFQ70cXAo
ランスロットの場合
「よくぞ来てくれましたマスター。自慢でありませんが我が剣は円卓随一、指導には自信があります。
必ずや、我が剣技の全てをお伝えいたしましょう。
4: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:27:40.15 ID:aFQ70cXAo
ギルガメッシュの場合
「聞けば健気にも戦いの真似事をしているそうではないか。
我の手を煩わせないとしたのは感心だが、民を導くのも王の務め。
特別に財を貸し付けてやろう。なに遠慮する必要はない。大いに喜び感涙に浸るがいい。
5: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:28:08.40 ID:aFQ70cXAo
数日に渡る訓練の途中、フラフラになっている立香が食堂の机にへばりついた。
時刻は15時頃で、今日はあと一つ訓練が待っている。
「お疲れのようだなマスター。休憩にお茶でもどうだ」
6: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:28:37.76 ID:aFQ70cXAo
「嬉しいけど、とても実戦はできそうにないよね……レベルの低いスケルトンはともかくとして
もっと強い相手と闘えるようにはどれだけかかるか……」
「そうだな。間に合いそうにない」
「うん……強くなるよりも前に特異点が全部壊れちゃいそうだ。
しかも多少強くなったとしても、きっと勝てない相手のほうがずっと多い」
7: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:29:21.29 ID:aFQ70cXAo
(……すれ違いがなんとも可愛らしいものだ)
立香は戦いでは守られていると思い込み、マシュをどれだけ勇気づけているのかわかっていない。
マシュ本人が、逆に守ってもらっていると思い詰める時があるのも気づいていないのだろう。
つまるところ、戦う訓練自体が的外れのようなもの。だがそれを若さ故の過ちと責めるのは筋違いだ。
8: ◆BAKEWEHPok[saga]
2017/10/17(火) 15:34:40.99 ID:aFQ70cXAo
終了
マスターはエミヤとの縁があるかなーとか思って書きました
それ以上にジャガーマンの書きやすさに驚いたり
9:名無しNIPPER[sage]
2017/10/17(火) 21:25:56.31 ID:dEYRH7XW0
乙、思ったより面白かった
9Res/18.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20