6:名無しNIPPER[saga]
2017/10/16(月) 21:41:04.11 ID:jMCLLm200
かな子「……ありがとう、ございます」
P(俺自身も、ちょっと思い出していた。かな子が必死に福岡公演を盛り上げ、成功させようと、奮闘していた時の事を)
P(夜遅くまでスタッフやメンバーと打ち合わせしたり、ダンスや歌のレッスンをいつも以上に張り切ったり、大好きなお菓子もライブの時にほんのちょっとでも痩せて見えるように我慢したりと……)
P「お前は、ちゃんとセンターとして、座長として、最後までしっかりやり遂げた。莉嘉や亜季とかの年が離れてたり飛鳥とか志希とかキャラ濃いメンツをちゃんとまとめられたのも、お前の優しい人柄あってこそだ」
かな子「……そんな事はないですよ、みんなが公演を成功させようと努力したり頑張ってくれたおかげです……」
P「……確かにそこは否定しないけど、努力や頑張りだって、みんなが違う方向を見てたら上手く行かないからな。お前がみんなを一つにしたから、ライブはあんなに盛り上がったし、ファンのみんなだって、喜んでくれたんだよ」
P「お前は頑張った。えらいぞ、かな子。だから今日くらいは気緩めて、好きなだけ遊んで、楽しんでくれよ」
P(俺がそう言って、かな子の頭を軽く撫でると……)
かな子「……うっ……ぐす……ありがとうございます……」
P(なんとかな子は何故だか知らんが泣き出した)
P「お、おい、なんで泣くんだよかな子!」
かな子「うっ……だって、思い出したら、つい……初めてのセンターはやっぱり不安でしたし、でもその分、ライブ中はものすごく楽しかったですから……」
かな子「それに、ライブの最後のあいさつのとき、ファンのみなさんも、メンバーも、プロデューサーさんも、みんなとっても暖かく見守ってくれて、それが本当に本当に嬉しくて……」
P「わ、分かったから、泣き止んでくれ、な!」
P(うわ、あいつ泣かせた、みたいな周りの目がきつい!)
P「あ、そうだ、何か食べるか? かき氷とかどうだ?」
かな子「……はい、お願いします……」
P「よっしゃあオッケー! 任せろ! すぐとってくるぜ!」
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