千歌「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
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25:名無しNIPPER
2017/10/15(日) 22:16:29.08 ID:HZgbJxBF0

千歌「……ねぇ梨子ちゃん、『もしも玉』持ってる?」

梨子「え……?も、持ってるけど。千歌ちゃん、まさか本気で信じて」

そっか、やっぱり梨子ちゃんは本気で信じてるわけじゃなかったんだね。

千歌「信じてくれなくてもいい。私ね、『もしも玉』を使って、今日をもう一度やり直してるんだよ」

千歌「本当なら、旅館のお客さんのキャンセルなんて入らなかった。私は今日、梨子ちゃんに誘われたのを断って、お手伝いをしてるはずだったんだ」

梨子「!」

千歌「もしかしたら、梨子ちゃんの引越しも無かったことにできるかも。だから……お願い、試すだけでいいから」

梨子「……わかった。千歌ちゃんのこと、信じるね」

千歌「別に信じてくれなくてもいいよ。私が梨子ちゃんだったら信じないだろうし」

梨子「ううん、信じるよ。千歌ちゃんの言うことだもん」

そう言って、梨子ちゃんは私に『もしも玉』を渡してくれた。

千歌「えへへ、ありがと。……それじゃ」ギュッ

私は『もしも玉』を強く握りしめ、思い切り投げた。



千歌「もしも、梨子ちゃんの引越しの話がなくなったら!!!」ブンッ



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