千歌「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
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24:名無しNIPPER
2017/10/15(日) 22:15:20.78 ID:HZgbJxBF0

千歌「ち……ちょっと待ってよ。なにそれ?本当に……?」

それと同時に、頭にかーっと血がのぼっていく感覚もする。

打ち上げ花火の音なんてとっくに聞こえなくなっていた。

梨子「だから、本当なの。私、もう内浦には1週間も居られない」

千歌「どうしてそんな大事なこと、もっと早く……!!」

梨子「私も、昨日聞いたばっかりなの。転勤の話自体は1週間前くらいからあったらしいんだけど、私に余計な心配かけないようにって、お父さんとお母さんの2人で決めたんだって」

千歌「梨子ちゃんはそれでいいの!?せっかくこうやって友達になれたのに……。それに、Aqoursのことも!」

私は人目も憚らず、思わず声を荒らげた。

梨子「いいわけないじゃない!!」

千歌「っ!」

梨子「私だって、ずっとここに居たいに決まってる。でも昨日、家族で話し合って、もう本当に仕方ないんだなって思って。それで……」

梨子ちゃんが言いよどむ。

梨子「せめて、千歌ちゃんに一番に話しておきたかった。誰よりも最初に、千歌ちゃんに」

千歌「……っ!!」

唐突に今日の花火大会に誘ってきた梨子ちゃん。

目を赤く腫らしていた梨子ちゃん。

様子がおかしいのは、そういうことだったんだね……。

私は、もう何も言えなくなってしまった。



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