18:名無しNIPPER[saga]
2017/10/15(日) 16:40:17.96 ID:bD1QFtux0
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最低限の化粧直しを終え、既に会計を済ませていたPさんとお店を出たあたしを、京の宵が出迎えた。
そして帰りの道すがら(実家に戻ってると門限ってモノがあるの)今日の不調が夢のせいだと白状した。
「馬っッッッッッッッッッッッッッッッ鹿じゃねえの?」
その感想がこれである。もしもし酔い回ってるからってあんまり雑じゃない?
「せめてアホと言ってほしーなー」
面映ゆいまま口を尖らせる。
じつにくだらないことだとは自分でも思うけれど、そういうのは思っても口にしない器量がプロデュースには肝要なんじゃないでしょうか。
「っていうか、朝あたしの状態に気付いた段階でひとこと言ってくれればよかったんじゃない?」
「一理ある」
理しかないわ。
「それじゃあ、意外と繊細なシューコちゃんの寝起きにピンときたら。すかさず慰め、おねがいねー」
「はいはい、朝イチで顔見れたらな。で、慰めっていうと――」
いちおーあたりを見回して、その首に飛び付く。
なんてお酒くさい、まあ、今日は堪忍してあげる。
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