81:名無しNIPPER
2017/11/22(水) 19:19:42.38 ID:ZlIdpJtMO
男(これ、は──僕の周囲に大規模な廃棄物が、所狭しと積み重なっている…今にも崩れそうな…)ピタ
「安全な脱出ルートはワタシだけが知っている。主導権を握ろうと躍起になっても、己の境遇に苦しめられるだけだ」クスクス
男「…追いつめられたのは僕の方だったか」パチン
「いいえ、元から進歩などしてません。驚いたと言ったでしょう? それ、馬鹿だなって思ったからです」
「──初めから条件を飲んでいれば良かったのに、こうなる前に、ずっと最初から」
男「……」
「自分で自分を苦しめている。バカ以外になんと言えばいい?」
男「ああ、滑稽だろうね。でもそんなバカな僕の元へ、君は来てくれた」
「………」
男「ずいぶんと優しいね、憐れで不憫な僕の立場に同情してくれたのかい?」
「ワタシはどうでもいい。けれどあの人はあんたを求めている、仲間にしたがっているからここに来た」
男「へえ、随分と僕を買ってくれているようだ。あれだけ拒否したのに未だ僕を欲しがるとは」
「知らないからだ、あんたが学園外の状況がどうなっているのかを」
男「……どういう意味だ?」
「もう世界は終わっている。いや、終わりかけている。だからあの人は学園内だけでも救いたがっている」
「──希望を失わせないために」
男「……………」
ビジュン!
「今つけたテレビを見てみろ。あんたの隣りにある光、それがテレビだ」
ザアアアアアア…
男「……。砂嵐しか映ってないが、これがなに? もとよりココは圏外だろうに」
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