7:名無しNIPPER[saga]
2017/10/14(土) 21:09:55.70 ID:VffGbkDGO
梓「ご、ごめんなさい。他人なのに、気持ち悪いですよね。」
みほ「そんな事ないよ。ただ……えへへ、あの時のお姉ちゃんの気持ちがちょっぴりわかっちゃったなって」
梓「お姉さんの気持ち、ですか?」
みほ「うん。『ちょっぴり嬉しくて──でもやっぱり困っちゃう』」
梓「……あぅ、すみません……」
みほ「いいよ、気にしなくて」
梓「は、はい」
みほ「ふふ、妹がいるって、こんな気持ちなのかなぁ」
梓「先輩……」
────────。
みほ「すー、すー、」
梓(……。)
みほ「ふぅ、ん」
梓「……」
すんすん
梓(先輩の前髪のつけ根、柔らかくて良い匂い)
みほ「すー、すー」
梓(あーあ。あと二年早く生まれたかったなぁ)
梓(そしたら私、先輩の先輩になれた)
梓(先輩はみんなから頼りにされていて、そのみんなの期待に答えなきゃって、先輩はずっと頑張ってきた)
梓(けど──)
梓「先輩は本当は、今でもお姉さんに、甘えていたいんじゃないですか」
みほ「……むにゃ、むにゃ……」
梓(一生懸命に頑張ってる先輩が、私、好きです。でも、だからこそ私──)
梓(先輩を、思いっきり甘やかしてあげたい)
梓「年下のくせに生意気だって、先輩は怒るかもしれないけれど──私、先輩のお姉ちゃんになりたいです」
──────。
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