20:名無しNIPPER[saga]
2017/10/17(火) 20:58:34.77 ID:x+JNmIuUO
しほ「じゃあね」
──ガチャン
みほ「……」
梓(……)
みほ「……急に、ごめんね、梓ちゃん」
梓「いえ、そんな」
みほ「じゃあ、勉強、しよっか」
梓「あ、はい。あの私、お茶、入れますね」
と、と、と、と……
梓(……先生の事とか、西住流の事とか……先輩が何かいうまでは、私からは聞かないでいよう)
梓(……。でも、先輩はやっぱりすごいです)
梓(将来の目標とか、ちゃんとしっかり考えてるんだ)
梓(それなのに私、何も考えてないくせに、先輩のお姉ちゃんになりたいとか、オシリお尻っとかて、うぅ、なんだか私、恥ずかしい、バカみたい……)
梓(……だけど……)
梓(先輩が立派だからこそ、頑張ってるからこそっ……やっぱり、私は……!!)
────────。
みほ「電気、消すね」
梓「はい、おっけーです!」
かち、かち
……もぞもぞ
みほ「お休み、梓ちゃん」
梓「先輩、お休みなさい」
梓(結局、何ごともなかったように勉強をして、一緒にご飯を食べて、代わりバンコにお風呂にはいって──)
梓(だけど先輩は、ちょっとだけ口数が少なくて、なんだか出会ったころの先輩を思い出すなぁ)
みほ「すー……すー……」
梓(先輩の吐息、すぐ側で……先輩いま何を考えてるのかな。聞いてみたい。でも……私からきいちゃ迷惑かな……)
梓「……。あのう先輩」
みほ「ん?」
梓「今日みたいにまた、勉強をしにきてもいいですか」
みほ「うん、いいよ」
梓「邪魔になったら、言ってください。私、すぐに調子にのっちゃいますから……」
みほ「あはは、うんわかった。でも、大丈夫だよ。私、梓ちゃんといるとなんだか気持ちがリラックスするの。だから」
梓「本当ですか。嬉しいです」
みほ「だから……お母さんと話しをしていた時も、梓ちゃんが見てるんだからって、いつもより頑張れった気がする」
梓「……」
59Res/72.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20