12:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:05:31.95 ID:BmOILOmbo
「いらっしゃいませー」
千歌(パン買っちゃおうかなー……一個くらい太らない……よね?)
千歌(みかんアイスとー、みかんジュースとー、パン!これ、穂乃果さんが好物だって雑誌に書いてあったんだよねー)
13:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:06:01.78 ID:BmOILOmbo
千歌「げー……よく飲めるよね」
梨子「砂糖とかミルク入れても飲めないの?」
千歌「入れてもコーヒーの味はするじゃん……」
14:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:06:39.03 ID:BmOILOmbo
梨子「まぁいいけど……歌詞は?」
千歌「聞いて聞いて!もう終わったんだよ!」
梨子「ほんと?じゃあ明日から曲作りに入れるな。珍しいわね?」
15:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:07:06.11 ID:BmOILOmbo
―――
――
千歌「……じゃ、また明日!」
16:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:07:34.65 ID:BmOILOmbo
千歌「あのっ!大丈夫ですか!?」
「……ごめんなさい、もしよかったら肩を貸してもらえないかしら。実は足をくじいてしまって…」
千歌「もちろん貸しますよ!おうちはどちらに?」
17:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:08:16.88 ID:BmOILOmbo
千歌「……へぇ、お姉さん大学生なんですね!どんなことを学んでるんですか?」
「そうね……簡単に言うと音楽、かな」
千歌「音楽……作曲とかもできたり?」
18:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:08:49.87 ID:BmOILOmbo
瞬間、頭が吹っ飛ぶような衝撃。右肩が熱い。
何が起きたかなんて理解できない。
千歌「はぇ……?」
19:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:09:28.13 ID:BmOILOmbo
必死に肩を押さえるが血は一向に止まらず、白いシャツを赤く染めあげる。
痛みと出血量で千歌の頭は朦朧としていた。
「じゃあ、腹の足しにしてあげる」
20:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:10:00.79 ID:BmOILOmbo
「ッ!?」
千歌「ハーッ…ハーッ……」
闇夜に紅く輝く瞳。尾てい骨から突き出る大きくうねる物体。それはまさしく、喰種そのものだった。しかし、千歌の赫眼は右目のみ変化している。
21:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:10:27.19 ID:BmOILOmbo
奪われるくらいなら――奪え。
「っと。いきなり攻撃なんて危ないわね」
千歌「………人間だッッ」
22:名無しNIPPER[sage]
2017/10/11(水) 23:11:21.81 ID:BmOILOmbo
気がつくと、目の前には血の海が広がっていた。あれほど痛んだ肩の傷も塞がっている。
千歌「………………え?」
千歌「なに、これ……っ」
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