24:名無しNIPPER[saga]
2017/10/28(土) 14:34:09.83 ID:FLbrBElf0
スライム達に食われない為にも、早急に狩りをしなくてはならない。
私は小さな瓦礫を幾つか拾い、洞窟の奥を見渡した。
見える範囲に何匹かいる。
夜行性なので今は眠っているようだが、連中は危機に対する反応速度がかなり速い。
弓があれば別だが、投石で狩るにはやりにくい相手だ。
それに何より美味しくない。
だからあまり気は進まないのだけど。
「まあ、背に腹は代えられないからね」
強く、短く指笛を吹く。
音は洞窟内部で反響し、連中を刺激する。
キィキィと鳴きながら飛び交う連中を、私の飛礫が捉えた。
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