228:名無しNIPPER[saga]
2017/11/19(日) 06:12:38.26 ID:VhB1aNzu0
「では、お母さん、また明日、来ますね」
お母さんは。
アオの力で作り上げた、巨大な氷の中で眠っている。
私達が、過ごした、あの洞窟で。
天井を塞いで地上への道を閉ざした、あの洞窟で。
あの日からずっと。
ずっと眠っているのだ。
今日も眠っていた。
きっと、明日も、明後日も。
けど、いつの日か。
その瞼が揺れて、目を開けてくれるのだ。
私には、それが判る。
何日かかかわるは、判らない。
けど、何時かきっと。
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