165:名無しNIPPER[saga]
2017/11/15(水) 16:57:26.68 ID:io/ozYfw0
「ま、ま、待ってくだ、さいっ!」
大木から姿を現したのは、黒い髪の女性だった。
あれ、私、このヒトと……会ったことがある?
けど、名前も何も思い出せない。
おかしいな、確かに、見覚えが……。
「う、うふふふ、わ、悪気は無かったんです、ちょっと、ちょっとだけ」
「迷いの森の狩人さんの力を、た、た、確かめたかっただけで」
「も、も、も、勿論、殺す気なんてなかったんですよ」
「だって、だって、うふふふ、わ、私は、迷いの森の狩人さんの、ファンですし」
女性は、私に視線を合わせないまま会話を続けた。
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