163:名無しNIPPER[saga]
2017/11/15(水) 16:26:35.69 ID:io/ozYfw0
猪が突撃を開始した次の瞬間、鉄に覆われていない部分に矢が殺到した。
相手を視認すのに必要な軟体構造、眼。
呼吸時に粘液が必要な、鼻腔。
運動時に可動性が必要な五つの間接部。
射線が通る範囲の急所全てに矢が突き刺さる。
その数、合計12本。
それでも、猪は止まらなかった。
眼が潰れているにもかかわらず、まるで狩人が見えているかのように。
突撃し、牙を突きたてようとする。
その牙が、狩人に届く直前。
13本目の矢が、再び猪の目に突き刺さり。
そのまま貫通し、体内を蹂躙、背中からボシュッと突き出た。
そこまでして、猪はやっと息絶えた。
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