120:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 15:32:12.90 ID:xKrYj/gN0
それは、私が何度かミドリに聞かせてあげた、あの歌。
あの歌が、音の連なりとして流れているのだ。
どうやっているのかは、不明だけど。
きっと、これはミドリが奏でてくれているのだろう。
そっか、ミドリはあの歌が好きだったからな。
なら。
「さあ眼を開けて」
「私の大切な可愛いあなた」
「生まれてくれてありがとう」
「私と一緒に生きましょう」
「暗いときも明るいときも」
「私達が共に歩めますように」
「最後に眼を閉じるその時まで」
「共に歩めますように」
私の声と、ミドリの音色が重なる。
私は、この歌が好きだった。
幼馴染が歌ってくれた、この歌が好きだった。
そして、今日。
私はこの歌の事を、もっと好きになった。
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