11:名無しNIPPER[saga]
2017/10/10(火) 21:43:51.39 ID:MYjXc2zeo
『実は意外と……』
「あ、あの……。少しいいですか?」
ありす 「えっと、貴方は……?」
「私は二年生の___と申します。実は……橘さんに相談がありまして……」
ありす 「相談……?私にですか……?」
___ 「はい……、実は私佐城さんと同じ科で、仲良くなりたいんですが、佐城さんは何というか、つかみどころがなくて、何を考えているのか分かり辛くて、話しかけ辛いというか……」
「そこで、今日佐城さんと楽しそうに談笑している橘さんの姿を見かけて、佐城さんと仲良くなるためには、どうすればいいのか聞こうと思いまして……」
ありす 「成程……。話は分かりました。私から言えることは一つだけです。大切なのは相手をよく見て観察することです。そうすれば、見えてくると思いますよ。それに……」
雪美 「ありすっ……♪」
ありす 「雪美さん、丁度いいところに。実はこの方たちが……あれ?」
「いない……」
雪美 「……?」
ありす 「実はさっきまで、話をしていた人がいたんですが……」
雪美 「何の話……?」
ありす 「気になりますか?」
雪美 「別に……」
ありす 「今あそこのコンビニで新発売のイチゴスイーツがありますよね? あれを買ってくれたら話してあげなくもないですよ!」
雪美 「………」
ありす 「って、冗談ですよ冗談!」
「実はですね。雪美さんと同じ科の人が雪美さんと仲良くなるにはどうしたらいいのかと私に相談しに来てたんですよ」
「___という方なんですが知ってますか?」
雪美 「………?」
ありす 「同じ科の人たちの名前くらいは覚えてあげてください……」
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