7:名無しNIPPER[saga]
2017/10/10(火) 02:40:05.92 ID:2O49l66V0
もう一度、今度は横目でカレンダーを見る。
明日、明後日と大きくはなまるが書かれていた。確かに書いたのは俺だった。
頰を膨らませた彼女が来たのも、もう休日となると嬉しくって、さあ明日は何をしようかとうきうきで残業をしていたところだったのだ。
「はひ」と情け無さの極みみたいな声がした。
「私もお休みなんです。スケジューリングをしているのはプロデューサーさんですから、当然知っているはずです」
「も、もちろん」
「それなのに私に声もかけないというのは、どういうことなんでしょう?」
「そそそ、そうだよいやあ明日の予定ね、仕事終わったら連絡しようと思っててね、そうだよ俺明日休みじゃんどこか行きたいところありませんか⁉︎ あまり遠くないところしか一緒に行けませんけど車出しますよ!」
必死になって言い訳を探したものの上手い言葉が見つからず。嘘ももう少し上手に吐いたらどうなんだ、と彼女は目で語った。
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