15:名無しNIPPER[saga]
2017/10/10(火) 02:49:12.39 ID:2O49l66V0
今思えば肇には随分怖い思いをさせたと思う。
なぜあの時「君のプロデューサーです」と切り出せなかったのか。
いや、それを言っても怖がらせてしまったかもしれない。ただ、もう少しやり方はなかっただろうか。
休みが明けてスーツ姿で初顔合わせしたとき、肇ははっきりと「初めまして」と言った。
寮の前で会った時の俺は、肇からするとただの親切な人、或いは不審者である。
おそらく不審者寄りの、というかバッチリ不審者である。
今のところあの不審者が俺だとはバレていなかったが、今日でバレるなと思った。
今のうちから言い訳を考えておくのが賢明だろう。
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