224: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2017/11/04(土) 18:50:24.28 ID:A8DUifUBo
開拓者「中心街にやってきたが、すごいな……」
開拓者「王都の新市街に次ぐほど近代都市化が進んでいるじゃないか」
開拓者「役所には町のステータスを記載した書類が置かれている。どれどれ……」
開拓者「第一次産業Lv.17……!?」
開拓者「バカな……!? Lv.10で国内トップの生産高じゃなかったのか!」
役所受付「できたばかりの町の中ではLv.10で最高だと言われてますね」
開拓者「なるほどな。成長した町はこうなるのか……」
役所受付「しかしその基準も年々更新されていると聞きます」
開拓者「ふっ……」ドヤァ
役所受付「第三次産業Lvは10が当たり前、最近はLv.12を記録したとか」
開拓者(何!? 俺の町は大抵Lv.11だぞ……。第二開拓者に越されたか……)
開拓者「さっきの受付によると、この町は州都に指定されたらしい」
開拓者「確かに広いな。中心街だけで、農地を含めた一般的な町一つ分のサイズがある」
開拓者「流石の俺でもこの町を歩き回るのは骨が折れる……」
市民「君ぃ、カートには乗らないのかい?」
開拓者「カート?」
市民「僕が乗ってるこれ。エコカート」
市民「観光客向けのレンタルもされてるから、そこまで乗せて行ってあげるよ」
開拓者「ありがたい!」
シャァァア
開拓者「割と速いな。燃料無しでこの速さが出せるのか……」
市民「この町は初めて?」
開拓者「初めてではないな。20年ぶりだ」
市民「君面白いこと言うねぇ。20年前ここに町は無かったよ」
開拓者「風を受けて走っているが……このエコカートとやら、もしやストランドビーストなのか?」
市民「ストランド……ああ、エコカートの原型だっけか」
市民「技術の発展には驚かされるばかりだねぇ」
239Res/156.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20