【ガルパン】ブラックボックス展 in アンツィオ
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21:名無しNIPPER[saga]
2017/10/08(日) 16:55:22.45 ID:UP7Mfx0tO

アンチョビ「ふぅ〜、稼いだ稼いだ。さてぇ、そろそろ終わりかなぁ」

ペパロニ「姉さん! 最後にもっぺん、私らで一緒に入りませんかぁ?」

アンチョビ「え〜」



しほ「──あら、もうお終いなの?」

アンチョビ「え」

ぺパロニ「あ、家元さん……と、あれぇ、西住さんじゃないっすか」


みほ「あの……こんにちわ」

しほ「もっと堂々と挨拶をなさい」

みほ「っ、は、はい……」


アンチョビ「えっと、まだ入れますけど……えと、二人で?」


しほ「そうです。」

みほ「……。」


アンチョビ「そ、そうですか」

ペパロニ「ルール説明は──どうしましょ」


しほ「必要ないわ。私が説明します」

ペパロニ「あ、はい」


しほ「みほ、よく聞きなさい。」

みほ「う、うん……。」

しほ「ここから先は光も音も無い空間──この部屋の中は、外界とは切り離された特別な空間です。」


ペパロニ(……そーだったんだ……)

アンチョビ(……。)


しほ「精神を研ぎ澄ませなさい。雑念を捨て、記憶をもすて、今この瞬間のみに己の意識を集中なさい」

みほ「はぁ……。」


アンチョビ(アトラクションの趣旨が変わってるなぁ)

ペパロニ(西住流ぱねぇ)


しほ「では入るわよ。あなたもこの感覚を経験しておきなさい。」

しほ「……。」

しほ「戦車の中に閉じ込められればこれに近い感覚を経験することになる。……動揺をしないように」

みほ「! お母さん、それって……どういう意味ですか」

しほ「自分で考えなさい」

みほ「……。」

 すたすたすた。

ペパロニ「……どういう意味なんでしょーね」

アンチョビ「わかんないけど、でも……忘れたわけじゃないんだろうなぁ去年の決勝の事……二人とも、いろんな意味で」

ペパロニ「……。」


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