国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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169: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2017/11/25(土) 22:39:18.47 ID:IVAMhd/C0

魔王「………」

炎獣「そ、んな…」

氷姫「…っ」

雷帝「………にわかには信じがたい」

雷帝「私達は、今まで奴らの思惑通りに動かされていた…それに我々四天王も、邪神の加護を持つ魔王様ですら」

雷帝「気づくことも出来ずに為すがままだった。………一体、いつから…?」

炎獣「あ、操られていたってのかよ…! 俺達ずっと!」

氷姫「………」

魔王「…雷帝、どう思う?」

雷帝「…」

雷帝「私達の全てを思うままに操る能力があるとして」

雷帝「教皇の発言の通り、その目的が魔王様…ひいては魔族の撃破なのであるとすれば、もっと分かりやすいやり方は幾らでもあったはずです」

雷帝「奴らは、我々の精神全てを支配下においている訳ではないと、私は思います。奴らが介入していたのは」

雷帝「私達の魔族の道においての、ターニングポイント。それは例えば」

雷帝「…虚無と海王による、氷部の壊滅の日」

氷姫「………っ」

氷姫「じゃあ、結晶花は…水精は………」

魔王「――彼らの計画のために、利用された」




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