国王「さあ勇者よ!いざ旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」完結編
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132: ◆EonfQcY3VgIs[saga]
2017/10/29(日) 00:33:04.93 ID:z9q5tTPt0

魔王《………自らの手で、そんなものを創り上げたなんて》

木竜《うむ。信じがたいことじゃが、彼奴らはそれを成し遂げ》

木竜《絶対的なその存在を、"女神"と、呼んでおる》

魔王《………》

魔王《絶対的な存在…偽りの女神》

魔王《そんなものすら創り上げた彼らの前に………何も知らない私達のこれまでは》

魔王《彼らの思うがままだった…?》

木竜《…》

木竜《それは真実のひとつですじゃ。ですがのう》

木竜《全てがそうとも言い切れませぬ》

魔王《…どういうこと?》

木竜《啓示では、どうやら本来儂が命を落としたあの魔法使いとの戦いで》

木竜《姫様。あなたが敵の手にかかるはずじゃった》

魔王《!》

木竜《ところが、実際に果てたのは儂で、姫様は今こうして教皇と対峙してせめぎあうところまで、生き延びておられる》

木竜《全ての命運を握っていたはずの教皇は、今や姫様や四天王、そしてあの子供らの前に、追い詰められている》

魔王《…》

木竜《そうして過去に倒されるはずじゃった姫様が、ついにはこの真実にまでも辿り着いてみせた》

魔王《………運命が、狂った?》

魔王《何故――》

木竜《…》




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