5:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 18:57:49.57 ID:sR4AUxUeO
ペパロニ「一応は中のことチェックしとかないと、お客さんが倒れたりしたらまずいですし……だからカルパッチョがチェックしてます」
アンチョビ「カルパッチョのやつ姿が見えないと思ってたら……うー、だけど、これ、お客さん達には秘密だぞ……? 撮影はしてないって建前なんだから……」
ぺパロニ「わかってますよ。おぉーい、受付頼む、私達はちょっと用事だ」
モブ子「はーい」
アンチョビ「うー、いいのかなぁ……」
──────。
ペパロニ「さっきの動画データーは──あったこれだ、」
カチカチ(クリック)
ペパロニ「お……二人が入ってきた」
アンチョビ「こーゆー感じの画面、わたし映画でみたことがある」
ペパロニ「『プレデター』っすね」
アンチョビ「それだ」
ペパロニ「精度があんまりよくないカメラだから、余計にそれっぽいんすよ」
アンチョビ「けど意外と二人とも、目が見えないわりに動きがしっかりしてるなぁ」
ペパロニ「んにゃ、この時はまだ部屋の明かりがついてますから」
アンチョビ「あそっか」
ペパロニ「二人が部屋の中央について──はい、今、電気消えたと思います」
アンチョビ「お……あはは、二人とも、手の平を顔の前に持っていってる。私と一緒だ」
ペパロニ「やっぱ皆やっちゃうっすよねー」
アンチョビ「んー……エリカのほうは、なんだかソワソワしてるな。キョロキョロ周りをみてるっぽいな」
ペパロニ「隊長さんは──腕をおろして、なんかジッとしてますね。……すげー、ぜんぜん動揺してない……」
アンチョビ「やるなぁ西住」
ペパロニ「そいで……んと、今のところはあんまり変化ないっすねぇ」
アンチョビ「そうだなぁ」
ペパロニ「副隊長さんは相変わらずもぞもぞしてて、隊長さんはじーっとしてて……」
アンチョビ「このままなはずはないんだけど──あ」
ペパロニ「お」
アンチョビ「西住が、急に、エリカの頭のほうに腕を……。……。……ん? 何やってるんだ、これ?」
ペパロニ「これは──頭をなでなでしてるんじゃないっすか……?」
アンチョビ「はぁー? ……いやでもたしかに、そんな感じだ……。何やってんだ西住」
ペパロニ「副隊長さん、すっごい戸惑ってるっぽいっす、動きが、おどおどしてる──と思ったら、あ、だんだん動きが小さくなっていって──。……あきらめたというか、受け入れたというか」
アンチョビ「西住は──お構いなしにひたすらなでなでだな。」
ペパロニ「……。黒森峰って……意外と、仲良しなんすねぇ……」
アンチョビ「だなぁ……」
──────。
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