勇者「ここがFC城か・・・」
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6: ◆tMjLcPnC2k[saga]
2017/10/06(金) 10:38:17.14 ID:Q8BdMhpG0

父親「そんなんで料理を作ったつもりか!!」パリーンッ

勇者「なんでだよ!これのどこが駄目なんだよ!」

父親「お前は料理を分かってない!!!」

勇者「ならいい!」バンッ

勇者「俺は美食家になってやるよ!」

勇者「すべての味を身につけて、最高の料理を作れるようになってやるよ!」

父親「今のままじゃ、お前が美食家になれたところで最高の料理なんて無理だ!」

勇者「うるせぇええ!!」

ボコスカボコスカッ


人生で初めての親子喧嘩をした。最後でもあったが
その後、すぐに俺は家を飛び出した。
幸い、仲間にも恵まれ数年後には俺は美食家の勇者と
呼ばれるようになっていた。




 父に自慢してやろう。
どうだ?あとは料理を作るだけだぜ?と
けれども、久しぶりに家に帰った時、
家に父の姿は無かった。
美食家を名乗る魔王がやって来て
父の料理にブチ切れ殴り殺したと
母は泣きながら俺に話してくれた。

その話を聞いてから
俺は、魔王を倒すために再び
旅に出た。


勇者「父さん・・・」

写真に写る父は笑顔で料理を客に提供する姿だった。
俺は父の様な人になりたかった。


勇者(俺は・・・)


気がつけば、写真の前で数時間ほど
考え事をしていたらしい。
辺りは既に暗くなってきており、
台所の方からは良い香りが漂って来ていた。

母「ごはんよー」

勇者「今行く!!」



ガチャ キィィバタンッ





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