16:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:59:04.21 ID:HlHriJiu0
…………ひらり…………
アズミ「……ん?」
……ひら、ひら……
アズミ「……。はー…またか」
アズミ(隙間に押し込んであったのね、開けるまで気付かなかった……)
アズミ「誰だか知らないけど──あんたもさぁ、懲りないわよねぇ……」
──かさ……
<メモ用紙『──付き合ってください。女ですが。アズミさんへ YES/NO』
アズミ「……。」
アズミ「ビアンを打ち明ける勇気はなくて、──でも、自分の気持ちを殺しきることもできなくて──」
アズミ「もしかすると、悩んでるのかしらねぇ、あんたもさ……」
アズミ「……。」
アズミ(……。)
アズミ(……もー、世話が焼けるっ……)
……ごそごそごそ……びりっ(アズミがキャンパスノートを破る音)
アズミ「……えっと……」
──かきかきかき
『どこかの誰かさんへ。
そろそろちゃんと面と向かって告ってきなさい。
そうしたら、ちゃんと一人の女として貴方に向き合って、貴方にきちんと返事をしてあげる。
こんな事を続けても、貴方の青春がもったいないわよ。
私の携帯の番号をメモしておくから、いつでも電話して。合う場所をつたえるから。
090-XXXX-XXXX
ps.たぶんあんたも多分戦車乗りでしょ? だったら根性見せなさい。そのほうがきっとあんたのためだから。
』
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