93:名無しNIPPER[saga]
2017/10/05(木) 23:36:17.83 ID:mDSda8q60
女(こんなの、おかしい)
女(あってはならない)
女(…僕は、何を間違えたの?)
女(うっかり彼に魔眼を使ったこと? 外の世界に興味を持ってしまったこと? お母さんに愛想を尽かせてしまったこと? 幼い頃に力を制御できなかったこと? 行く先々の土地で多くの人間を魅了し破滅させたこと? その度に家族に引越しさせていたこと? 何も知らず無邪気に振舞っていたこと?……いや)
女(……魔眼を持って、生まれてきたこと……?)
女(そうだ…僕にこんな力があるせいで…!)
女「こんな眼がついてるせいで! こんな!! こんな!!」ガリガリ
厨二「…無駄だ、魔眼は決して傷つかず宿主から離れない」
厨二「掻いても皮膚が剥がれるだけで苦しいだけだ」
女「いらない!! いらない!! こんなのぉ!!」ガリガリ
厨二「…ふん、壊れたか」
厨二「魔眼使いと言えど所詮は小娘という訳だな…」
女「なんで…なんで私はいつも…一人なのっ……!!」ガリガリ
女「私はただ…普通女の子みたいに…」ガリガリ
女「友達とプリクラ撮ったり…部活の先輩に憧れたり…恋したり…したかっただけなのにっ……!!」ガリガリ
厨二「化け物には過ぎた願いだな」
厨二「…待ってろ、今このナイフで楽にしてやる」チャキッ
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