提督「朝潮ちゃん、ジェットコースターに乗る」
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10:名無しNIPPER[saga]
2017/10/05(木) 04:06:48.76 ID:iojGYRpa0
いつのまにかジェットコースターは頂点の手前まできていた。太陽は沈み切っており、空は暗く淀んでいた。

朝潮ちゃんは夢想する。司令官が恐怖に基づき拒絶を繰り返すうちに、いつの日にかその恐怖を娯楽化することを。

朝潮ちゃんは司令官の前で彼の愛する人を何人も惨殺することになるであろう。司令官はそれに恐怖や嫌悪を覚えるはずだ。しかし、朝潮ちゃんは司令官を決して殺すことがない。なぜなら、朝潮ちゃんの恐怖は司令官の拒絶であるから。

司令官は安全なのだ。ならば、朝潮ちゃんの狂気的狂気に対する恐怖もいずれは司令官の合理的狂気の娯楽になっていくはずだ。

朝潮ちゃんが殺し司令官が娯楽的に恐怖し拒絶し、それを朝潮ちゃんが恐怖する。この流れが司令官の娯楽となったとき、それはまた朝潮ちゃんの狂気的狂気が合理的狂気に頽落することも意味する。

なぜなら、もはやその時の一連の行為は一つの安定を伴うからであって、拒絶への恐怖もまた娯楽的な楽しみに変貌せざるを得ないからである。拒絶的な恐怖が互いの娯楽になってしまい結局どこか官能的な関係へとなっていく。



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