55:名無しNIPPER[saga]
2017/10/09(月) 17:16:21.21 ID:2jccS6Us0
周子「えーっとね、あたしもここからはあんまり詳しく知らないんだけどねー」
周子「新しい英雄の話、協力者が1人いたんだよ。1人、とっても大事な役目を持った1人」
周子「その人はね、大勢の英雄を育てたとんでもない人間なんだ。しかも、本人もメチャクチャでねー、英雄が戦うよりも強い人間だったんだよね」
P「……なんで自分で戦わなかったんだよ」
周子「戦ったんだよ」
P「ん?」
周子「戦った、戦って、戦って……それでも、その人間は大魔王には絶対に勝てなかったんだよ」
周子「だから、大魔王を倒せる英雄を育てたんだよ」
周子「だけどね、たぶん、その人間は悔しかったんだろうね。結局、自分も戦ったんだよ。勝てないってわかっても」
周子「自分が育てた英雄のことが大事になって、守ってあげたいって思いと、命を捨てたとしても大魔王を倒したいっていう思いがまぜこぜになって」
周子「目も見えなくなって、足も動かなくなって、最後は自分が死ぬことになっても……どうしても、やりたかったことだったのかなって、さ。だから……」
周子「おにーさんだったら、どうする?」
……
…………
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