【デレマス】タクシー運転手「お客さんはアイドルとプロデューサー その2」
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◆RSTRDcqbEQ
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2017/10/03(火) 00:12:47.60 ID:cEf9Zxw80
初めて海辺で出会った時には彼女から才能を感じた。実際は自分が予想していた以上の才能だった。ソロでもユニットでも大活躍な彼女はトップアイドルといっても過言ではない。
けどどうしてもあの性格にはなれない
「速水、今日はまずドラマの撮影、そのあとLiPPSとして雑誌の取材を受けてもらうぞ」「ええ、わかったわ」
彼女はとても真面目だ。与えられた仕事を完璧にこなそうとする。
「それが終わったらレッスンだ。明日も仕事があるからな、気を抜くなよ」「わかっているわ、私を誰だと思っているのかしら」
以下略
AAS
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◆RSTRDcqbEQ
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2017/10/03(火) 00:13:44.29 ID:cEf9Zxw80
最初に会った時からこうだ。段階を考えずに刺激が強いセリフを言う
「お前なぁ、そうゆうこと他の人にやっていないだろうな」
「あら、嫉妬?」
「違う。お前の評価はもちろん、会社の評判にも関わる。お前はアイドルなんだぞ」
今のところそんな話は聞かないが担当アイドルが尻軽女だったなんてヤバ過ぎる。うちの他のアイドルにも影響が出る。
以下略
AAS
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◆RSTRDcqbEQ
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2017/10/03(火) 00:14:26.97 ID:cEf9Zxw80
「私が他の男の人にも言っていると思っているのかしら。私信用されていないのね」
「いや、そうゆうわけじゃ」
「いいわ、他の人にもしていくわ。まずそこの運転手さんから 「やめろ!」思わず声を荒げてしまう
「ほら、やっぱり嫉妬してる」彼女は嬉しそうに笑っていた
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◆RSTRDcqbEQ
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2017/10/03(火) 00:15:52.07 ID:cEf9Zxw80
違う、と言いかけたが俺はそこで立ち止まってしまう 本当は嫉妬しているのではないかと
自分がスカウトしたアイドルだから他のアイドルと比べたら速水に特別な感情があるのは分かっている
けどその感情が変わっていたら?
「ふふっ、難しい顔してるわよ、そんなに認めたくないのかしら」
以下略
AAS
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◆RSTRDcqbEQ
[saga]
2017/10/03(火) 00:16:29.71 ID:cEf9Zxw80
けどそんなこと言えるわけない。だから必死に冷静さを取り繕う
「確かに嫉妬していたかもしれない。そんな「キスして」なんてアプローチ俺にはできないからな」
こんなにひどい言い訳は初めてだ、なんて後悔してたらまた速水が近づいてきて
「じゃあいいこと教えてあげる」耳元で囁く
「私、本当に好きな人としかキスしたくないの」
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◆RSTRDcqbEQ
[saga]
2017/10/03(火) 00:18:02.40 ID:cEf9Zxw80
「それって…」一瞬真っ白になった頭の中がよく分からないなにかが溢れ出す 速水が目を閉じて唇を前に出している
今ここでキスをしろってのか、運転手は今ちょうど前を見ているがバックミラーを見られたらおしまいだ
少し笑っているようにもみえる顔は俺をからかっているのだろう ここでキスをできるのか、と
俺は速水の肩を掴み、
以下略
AAS
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◆RSTRDcqbEQ
[saga]
2017/10/03(火) 00:19:11.58 ID:cEf9Zxw80
「ヘタレ」そう言われても何も言い返せない、すると速水は「奏」と小声でいった
「は?」そう俺がいうと速水はまた小声で「女の子が本当の気持ちを言ったのよ、ひとつくらい私のお願い聞いてくれるわよね」
「これから私のことは「奏」って呼んで」いきなりそんな事を言われて少し困っていると
「それくらいのことも叶えられないの、スカウトした時の言葉は何?」そんなふうに言われてしまうと後に引けない
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◆RSTRDcqbEQ
[saga]
2017/10/03(火) 00:19:44.13 ID:cEf9Zxw80
「分かったよ、奏」「ふふっ、私の願い聞いてくれるのね」そう言うとまた顔を近づけられて
「私の気持ち、忘れないでねプロデューサーさん」
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◆RSTRDcqbEQ
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2017/10/03(火) 00:23:54.76 ID:cEf9Zxw80
あぁ、これは鎖だ、決して奏の元から離れないようにする鎖
俺はずっと奏といなきゃいけないのかと思うとどっと疲れと、高揚感が訪れた
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◆RSTRDcqbEQ
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2017/10/03(火) 00:24:26.85 ID:cEf9Zxw80
「いくぞ、奏」「ええ、プロデューサーさん」嬉しそうにタクシーを降りていく奏の後を追う
これから俺はどうなるのだろう、それは奏が教えてくれるような気がした
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◆RSTRDcqbEQ
[saga]
2017/10/03(火) 00:25:42.15 ID:cEf9Zxw80
一通り話し終わった白衣の少女は目的地に着くと「じゃあね〜」といい降りてった。お金はちゃんと払った。
しかし今の話が本当だとしたらファンは気の毒だなと思う。
まぁあの少女が全て本当のことを話したかは分からないし、あの女のことは俺は知らない
この話は俺の心の奥深くにしまっておこう そうすればみんな幸せなのだから
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