【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
1- 20
50: ◆nN35Xsj1FM[saga]
2017/10/01(日) 22:23:34.93 ID:pckQcl9G0
「……お疲れ様でした。これで最終確認も終了です。先程頂いた印鑑を以て、完全に手続きは終了致しました。
 これから探険家として、頑張ってください、アルジールさん」
「……ふぁ? あ、はい。どうも」
漸く確認が終了したことに、普段使いもしない頭をフル回転させた事で疲れ果てたアルジールは、心の其処から安堵を示す。
それを余所目に、てきぱきと後片付けをして、管理者は立ち上がり、丁寧に一礼する。
慌てて頭を下げれば、そのまま管理者は一階へと降りていってしまった。
説明の最中、ギルドの設備についても説明を受けたから、何処で何が出来るかは分かる。
しかし、何も放ったらかしにすることはないじゃないかと、憮然として管理者を見送りながら、アルジールは思った。
説明している間も、眉一つ動かさなかった管理者の顔を思い出す。
あの顔は鉄か何かで出来ているのではないかと思うほど、色の無い顔。
説明を聞くのに必死だったから何とも思わなかったが、何やら、自分のことなどどうでも良いと思われている様な気がして、今更だが少し機嫌が悪くなる。
とまれ、これで全ての準備は終わった。ビルの上層階にある宿舎に、既に荷物は運び込まれ、
何なら今からでも其処へ出向いて、仕度をし、探険に発つことも出来る。
ギルド店舗の使い方も承知しているし、不足があれば其処で買える。

準備は出来た。後は、自分が頑張るだけ。
よし、と小さく掛け声を出し、ソファの傍らに置いた荷物を持つ。
これから、私の探険家としての生活が始まるのだ。立ち上がったアルジールは、心持ちを新たにし、これからの予定を考え始めた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
478Res/191.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice