5:名無しNIPPER
2017/09/27(水) 21:15:55.96 ID:BWXMxi0o0
「そうね、ひとまずひきぎゃやくんのおもいこみをとくところからはじめましょうか」
幼女ノ下がやれやれ、といった風体でこめかみを抑える。なんだかこちらが悪いような気分になるからやめてほしい。
というかひきぎゃやくんってなんだよそれかわいいな。
頑張って言おうとしているのに言えてないところが八幡的にポイント高い。
「ひきぎゃやくん、わたしたちはまぎれもなくほんにんよ」
「いや、そう言われましても……」
「あなたがさきほどくちをつけたこうちゃ、いつもわたしがいれているものとそんしょくなかったでしょう? ようちえんじにあのあじのこうちゃがいれられるのかしら?」
確かに、先ほどから飲んでいる紅茶は、いつも雪ノ下が入れてくれる紅茶の味に引けを取らない。というかそのものですらある。
「そうかそうか、紅茶入れるの上手いんだな。えらいえらい」
「はてしなくはらがたつのだけれど……」
「じゃあひっきぃはどうすればしんじてくれるの?」
幼女ヶ浜さんが首を傾げながらこちらを見る。
「ふーむ……俺のマイスウィートシスターの名前は」
「こまちちゃん。あとひっきぃきもい」
「俺の好きな飲み物は」
「まっくすこーひー」
「俺の身長は」
「ひゃくななじゅうごせんち。……ってなにいわせんの! きもい! ひっきぃまじきもいから!」
「いや……俺も驚いたわ。なんで俺の身長知ってんだよ、由比ヶ浜は」
「そ、それは……たまたま! たまたましってただけだし!」
「そうかそうか、由比ヶ浜お姉ちゃんとはよくお話しするんだな」
「やっぱりしんじてないんじゃん!」
というかこんなかわいい幼女に罵られると何か変な性癖に目覚めそうだからやめてほしい。
俺は顔を赤くしている幼女ヶ浜から目をそらして、幼女ノ下の方を向いた。
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