38: ◆hfr5rHILM6
2017/09/29(金) 14:30:01.75 ID:Rfh6XpPD0
今日の晩御飯はシンプルに野菜炒めだった。しかし、当然ながら大体二人分の量しか作られていない。
「俺はいいから、三人で分けろよ」
仕方ないので俺の分の野菜炒めを三人の前に置く。まぁ、俺は漬物とみそ汁とご飯があれば大体何とかなる。
受験生の小町の飯を減らすわけにもいかないからな。
三幼女は各々礼を言って、いただきます、と手を合わせて野菜炒めに箸をつけ始めた。
「おいしー! こまちおねちゃんりょうりじょうずー!」
「こまちちゃ……おねえちゃんいいなぁ、あたしもりょうりうまくなりたいなぁ……」
「おいしいです」
「そっかそっかー! 足りなかったら私の分も食べていいからね!」
「お前はダメだろ、受験生なんだから。しっかり食っとけ」
「……ゆきこちゃんたちが居なかったら小町的にポイント高かったよ」
いつもよりも三倍ぐらい騒がしい食卓だが、かといって終わるのが三倍速いわけではなく、姦しいガールズトークが始まる。
「そういえば、みんなのおねえちゃんたちはどうしてるのかなー?」
「えっとぉ……はちまんおにいちゃんがしってるー!」
ロリはす の まるなげ!
「あいつらは家族旅行に行ってるみたいだぞ」
「え? 三人とも?」
「……あぁ」
「うーん……?」
首を傾げて疑わし気な小町。さすがにこの言い訳は苦しかっただろうか。
「……ま、いいか! せっかくみんなが来てくれたんだもんねー!」
うちの妹は細かいことは気にしない性格の用です。
小町がアホで助かった。
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