八幡「雪ノ下たちが幼女になってた」
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17:名無しNIPPER
2017/09/28(木) 21:46:28.32 ID:zvsBAU1u0
「それで、私はどういった部分のフォローをすればいいんだ?」

「ひらつかせんせいには、がっこうといえのほうにふぉろーをしてもらいたいんです」

「ふむ、どのような連絡だ?」

「学校には問題が解消するまで欠席の連絡、家には学校の用事で暫く帰らないって連絡……ってとこか」

「まあ、そんなところかしらね。わたしのいえにはれんらくはひつようないから、ゆいがはまさんのいえだけでけっこうですよ」

「……学校と家の板挟みに合わなければならんのか。頭が痛くなってきた……」

「へたにうわさをひろめられるわけにはいきませんから。さいあくのばあいわたしたちはじっけんたいとしてけんきゅうきかんにつれさられてしまいます」

「ドラマか何かかよ……」

 と、憎まれ口を叩いてみるものの、実際目の前で起きている現象は、世界中の大富豪が求めているであろう不老を実現しうる可能性を秘めているものである。

 案外幼女ノ下の言っていることも的外れではないのかもしれない。

 平塚先生はポケットのたばこに手を伸ばしかけて、校内であることを思い出したのか、苛立たし気にため息を吐いた。

 しかし一拍ののち、二人の方に向き直った。

「わかった。そのあたりの手回しは私の方で行っておく。それで、君たちは今晩はどうするつもりだ?」

「ひらつかせんせいのいえにとめていただくわけにはいきませんか?」

「私の家か。……狭いし、散らかっているし、子ども二人の世話をするには少しな……」

「結婚できない理由の一因を見た……ぐふっ」

「比企谷。良い男と言うのは思ったことをすぐ口に出さないものだ」

「いい女は口より先に手は出ないと思いますよ……」

 平塚先生に睨み付けられながら、俺は幼女ノ下の方を向いた。


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