八幡「雪ノ下たちが幼女になってた」
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138: ◆hfr5rHILM6
2017/09/29(金) 22:45:39.34 ID:Rfh6XpPD0
「さて、真面目な話をしようか君たち」

「こどもをふたりひざのうえにのせていてはまじめなふんいきもなにもないわね」

「まじめなはなしってなんですかくどいてるんですかひかるげんじけいかくとかせんぱいにしてはかんがえてますけどやっぱりもとのねんれいのときにふつうにこくはくしてくださいごめんなさい」

「よくかまずにいえるね、いろはちゃん……」

 さて、ようやくこの珍現象の原因について考察できる状態になった訳だが、ロリノ下さんの言う通り、膝の上に幼女が二人乗っていては、本来あるべき緊張感と言うものがまるで存在していないのであった。

 しかし膝の上からどいてくれと言っても、頑としてお願いを聞き入れてくれないため、こうして間抜けな絵面で真面目な話をする羽目になっている。

「で、お前らがこうなった原因についてだが」

「ちょうじょうげんしょうだとか、かがくへいきだとか、そういうせんもかんがえなければならないかしら」

「すくなくとも、わたしたちいがいのひがいしゃがわからないげんじょうでは、げんいんをひとつにしぼることはできないですね」

「うーん、ねむくなってきそうだよ……」

 しかし、この三人が同じタイミングで幼女化したということは、少なくとも三人が集まっているタイミングに、この幼女化の原因が存在すると考えるべきであると思う。

「お前ら、昨日奉仕部以外の場所で、三人で集まったりしたか?」

「わたしのきおくではほうしぶいがいではあつまっていないわね」

「うん。むいしきにあつまってたら、わからないけど」

「わたしもおなじくですね」

 となると、ひとまず奉仕部の活動の中に何かしらの原因が存在していると考えるのが妥当か。

「昨日って、奉仕部で何か変わったことをしたっけか」

「きのうはいらいにんがいなかったから、とくになにもなかったはずだけれど」

「おかしたべてこうちゃのんでたらおわったよね」

「わたしも、せいとかいかんけいのしごととか、きのうはもちこまなかったので、とくにはこころあたりがないですね」

 まあ薄々分かっていたものの、昨日の活動には特に変わった点は無いようだ。

 しかし、奉仕部の集まりの中に原因が見つけられなければ、砂漠からビーズを見つけ出すような作業を要求されることは目に見えている。

 思い出せ、活動でなくてもいい。昨日の奉仕部の集まりの中で、原因となり得る何かしらのアクションはなかったか。

 そこまで考えて、一つの可能性に思い至った。


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