2:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage saga]
2017/09/27(水) 14:35:23.90 ID:CC5AA7ZYO
「なんだか、子供みたいな期待をしていたのかもね」
言葉にはしなかったけれど、自分たちには似つかわしくないというように、君は笑った。
僕も一緒に笑ったことを覚えている。
君の笑顔はなんだか複雑で、苦笑いと照れ笑いの中間のようだった。
この世界に作り出されて、まだ六年しか経っていない時なのに、妙に冷めていたのかもしれない。
だから、学校の生活も僕たちだけ、窮屈に感じていたのかも。
それとも、君は、もうそんなことは覚えていないのだろうか。
僕はもう君に会いに行くことは出来ないから、知ることはないのだけど。
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