安部菜々「死ぬほどあなたが好きだから」
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10:名無しNIPPER
2017/09/26(火) 23:33:00.89 ID:q7fALb2LO


家にいると、電話がかかってきた、先輩からの電話

「ナナ、ちょっと今大丈夫?」

この電話が、最後だった


「私、お店辞めるね」

たった一言、それだけで足元がぐらつくくらいにショックをうけた

「えっ、センパイ、いきなり」

どうしてと、言うよりも先に先輩が続ける

「お父さん、倒れちゃって、今は安定してるけど、割とギリギリまで行っちゃって。」

「お見舞いにいったらさなんて言われたと思う?『地下アイドルなんてやめてくれ』だよ?
ついにお願いされちゃった」

「死ぬ寸前までいってんのにさ、娘に頼むのが孫の顔とかじゃなくて〇〇辞めろだなんてさ」

「そんなこと言われちゃったらさ、もう、どうしようもないじゃん…」

「私のわがままで出てって初めて、ずっと地下でテレビにも出れてなくて」

「そんなの、親からしたら、ダメだよねえ」

「ごめんね、ナナ、今まで、付き合ってくれて」

何も、言えなかった。
目をそらして来た、自分の進んでいる先を見ているようで



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