モバP「かな子がノーブラノーパンで雨に濡れて僕は大丈夫じゃない」
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6: ◆3rO52l8V/c[saga]
2017/09/24(日) 23:45:10.18 ID:mBgMk/+W0
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かな子「や、やっとついた」

ついに事務所のあるビルに、たどり着きました。あのOLさん以外は幸いなことに誰にも会いませんでした。

ビルの入り口には、いつも警備員さんがいらっしゃいますが今はいません。

見回りでしょうか? お手洗いでしょうか?

私にとっては、ありがたいことです。

鞄からIDカードを取り出してロックを解除、誰もいないの入り口を通ります。

ひどく疲れた足取りでそのままエレベーターホールに行き、エレベーターを待ちます。

運動のために階段を利用することも考えましたが、今の私に階段はムリです。

エレベーターの扉が開き始めます。扉が開ききる前にすぐに中に入る。

そして閉めるボタンと行先階ボタンもすぐに押します。

今は誰とも一緒にエレベーターには乗りたくありません。

扉が閉まり、扉の上の階数表示が動き出したのを見て、私はようやく一息つけました。

もう風の心配もありません。だいぶ濡れてしまいましたがもう大丈夫。

この時間の上りエレベーターには、まず誰も乗ってきません。

私も着替えて、早く帰りたいです。

このときの私は扉の横のボタンの前に立って、扉が開くのをじっと待っていました。

そして後ろには大きな鏡があったのに、ついに一度も見ることはありませんでした。

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