モバP「かな子がノーブラノーパンで雨に濡れて僕は大丈夫じゃない」
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◆3rO52l8V/c
[saga]
2017/09/24(日) 23:43:04.26 ID:mBgMk/+W0
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かな子「……誰にも会いませんように、……誰にも気付かれませんように」
私はハードレッスンを終えたあと、下着を付けずに事務所のあるビルを目指し歩いてます。
私の考えは、まずブラは付けていなくとも、見た目ではわからないはず。
なのでスカートをおさえる。もしもスカートが風でまくれ上がっちゃったら、おしまいです。
右手でトートバック持ち、スカートの前で提げる。
左手はおしりのあたりに自然に当てておく。これで急な突風にも大丈夫。
ゆっくり、ゆっくり歩く。
すると前からОL風の女性が歩いて近づいきます。
女性「?」
かな子(……大丈夫、……大丈夫)
心の中で繰り返しながら女性とすれ違う。そして少しずつ離れていきます。
この時の私は下着を付けてない気恥ずかしさから、
無意識に内ももをこすり合わせるように歩いていたことに、全く気付いてはいませんでした。
まるでおしっこを我慢している子供のようだったことにも。
女性が完全に離れ、ほっと一息つく。
そのときいきなり私のスカートの裾がめくれ上がった。突風です。
かな子「あっ?! いやっ! だめ〜〜〜っ!!!」
私はめくれ上がったスカートを、悲鳴を上げながら必死に中腰になって両手で抑えます。
かな子(早く、早く、止まってぇ)
祈るような気持ちで風がやむのを待ちます。
かな子「……止まった?」
ビクビクしながら元の姿勢に戻ります。
かな子「!」
そして慌ててあたりをキョロキョロ見回しました。
かな子(誰もいない。よかった〜)
スカートは完全にはめくれ上がらなかった。
仮に誰かに見られていても、ただのスカートを抑える女の子にしか見えないはず。
私のヒミツは、守られました。
かな子「え?!」
急に頬に何かが触れる。私は思わず空を見上げます。
かな子(雨!?)
かな子(そんな!? お天気予報ではそんなこといってない!)
傘は持ってない。仮に持っていたとしても、差せるわけないよ。
かな子(急ぐしかない)
雨には濡れたくないです。しかし走るとスカートが。
私は段々と強くなる雨に濡れながら、事務所に急ぎます。
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