4: ◆iv1d32We2.[sage saga]
2017/09/24(日) 23:00:00.04 ID:BZMZBtSw0
隣人「お邪魔しますっ」
「ふ、布団、お布団……あったっ」タタッバフッ
男「ちょっ、ベッド、俺も逃げ込みたかったのにっ」
隣人「」プルプル
男「マナーモードですか」
「出て来て戴けます?」
隣人「やです。ここに住むんですっ」スッポリ
男「はあ?」
「あのー……一応家主の許可得てからそういうことはやりましょうよ。親戚の子供じゃあるまいし」
隣人「ねぇお義兄ちゃん、私ここに住んでいいかな?」
男「俺はいつからアンタの義兄になったんですか」グイッ
隣人「やぁっ、お布団剥がないでぇっ。私っ、私っ、あんな電話掛かる部屋帰りたくないですぅっ」
男「面識の無い異性の部屋に初めて入って最初にすることが『布団に潜り込む』、あまつさえ『今日は帰りたくないなぁ(はぁと)』ですか」
隣人「そ、その言い方は語弊がないですか?」
男「事実じゃないですか。弁明したいのなら」
隣人「やですぅっ」プルプル
男「はぁ……じゃあ、そのままでいいですよ。俺は湯沸かしてカップラーメン啜ってるんで」
隣人「」ピクッ
男「深夜に他人が食べているラーメンほど美味そうな食い物は無いですよね。アンタにはあげませんが」
隣人「鬼だ、ここに鬼がいる」
男「出て来たら適当に何か作りますよ」
隣人「……くれますか?」
男「あんま期待しないなら」
隣人「」ヒョコ
男「お、亀だ」
隣人「」スポッ
男「あ、引っ込んだ」
「そうだ、着信アリで布団と言えば」
隣人「ひいいいいいいいっ」バタバタ
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