ミリオンデイズ
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330: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/12/09(日) 23:32:30.64 ID:SKk6W+iM0

「そろそろ戻って来ても良い頃かなって私も思ってるんだけどね」

夕陽に染まり始めた外の景色に視線をやって、私は肩をすくめました。

今しがたお仕事を終えて来たという二人は、
そんな私に今日あった出来事の報告を伝言として話し終えると。

「それじゃあ、美咲さんは伝言の方をまとめてください」

「プロデューサーの机の上は、私たち二人がやっつけます!」

言うが早いか、プロデューサーさんのデスクの上をテキパキ片付け始める二人。

その手つきは実に慣れたもので、「よいしょ」と琴葉ちゃんが一声、
ショベルカーのように山を削り取ったならば。「よいしょ」と応えた紗代子ちゃんが地面を平らにならしていきます。

そうして二人がよいしょよいしょ。

私がメモを完成させるよりも早く机の上は綺麗になって、ぴっちりトン! 
なんて音が聞こえてきそうになるほど整理整頓された机の上はどこの都の姿かと。


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