1: ◆MwaQFwCsKdWu[saga]
2017/09/23(土) 16:53:51.59 ID:BOlAQLTjO
「私が?」
「ええ」
「にこに?」
「私に」
「甘える。ですか?」
「そうよ!」
「私が?」
「えぇ……って、もういいわ!」
昔のRPGのようにループしそうな会話の流れに、堰を切ったようにこが叫びます。
なぜにこがこのようなことを言い出したのか、時はほんの数分前に遡ります。
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2: ◆MwaQFwCsKdWu[saga]
2017/09/23(土) 16:55:27.67 ID:BOlAQLTjO
今日は穂乃果が風邪をひいた雪穂の看病、ことりが衣装製作の仕上げ、希が久々に両親と会うなどなど、それぞれの用事が重なってしまい、練習は中止になってしまいました。
私は少しだけ弓道部に顔を出し、歌詞の作成に取り掛かろうと部室に入ると、そこではにこが動画の編集をしていました。
二言三言挨拶を交わし、椅子に座ります。ふと思うと、にことこうして2人きりになるのは今までありませんでした。なにか会話を……そう思っていると「そういえばさ」と、にこが椅子ごと体を反転させて私に話しかけてきました。
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